いつからだろう。
大阪の人が、自分の街をあまり誇らなくなったのは。
良く言わなくなった、というより、
話題にしなくなった、という方が近い。
嫌いになったわけでもない。
特別に持ち上げたいわけでもない。
ただ、日常としてそこにある。
横でAIが言う。
「成熟した場所は、自己紹介をしなくなります」
それを聞いて、少し納得した。
大阪は、もう十分に語られてきた街だ。
面白い街としても、派手な街としても、
何度も説明され、消費されてきた。
だから今の大阪の人は、
自分の街について語る時、
少し距離を置いて見ている。
良いところも、
不便なところも、
どちらも知っているからだ。
誇らなくなったのではなく、
誇る必要がなくなった。
そう考えると、しっくりくる。
次に街を歩いた時、
また何かが変わっているかもしれない。
でも、それを大きな出来事としては受け取らない。
大阪は今日も、
静かに続いている。
0 件のコメント:
コメントを投稿