2026年2月12日木曜日

大阪はどんなとこ?

たこ焼きの湯気の向こうで、
知らない人が
普通に話しかけてくる場所。

エスカレーターの片側に、
きちんと並ぶ流れの中で、
せっかちな時間が
足早に進んでいく場所。

笑いが、
少し大きい。

声が、
少し近い。

でもその奥に、
案外やわらかい心が
隠れている。

商売の町と言われながら、
値段の向こうには
人情が混ざっている。

「まけとくわ」
その一言に、
計算だけじゃない
温度がある。

川を渡れば景色が変わり、
北と南で
空気も少し違う。

きらびやかなビルの光と、
古い商店街の蛍光灯。

派手と素朴が、
けんかもせず、
同じ夜を照らしている。

大阪は、
うるさいのかもしれない。

でも、
黙っていても
ちゃんと見てくれている町だ。

転んだら笑われる。
でもそのあと、
さりげなく手を差し出す。

強くて、
せっかちで、
どこか寂しがり屋。

大阪はどんなとこ?

たぶん、
完璧じゃないことを
隠さない場所。

かっこつけすぎず、
弱さも冗談に変えて、
それでも明日も働く町。

ネオンの下で、
電車の揺れの中で、
人の声が混ざり合いながら、

今日も大阪は、
少しだけ大きな声で
生きている。

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