大阪の街を歩いていると、
ふと歴史が顔を出す場所がある。
ビルに囲まれた一角。
それが、
真田山公園。
ここは、
戦国最後の名将とも言われる
真田幸村(真田信繁)ゆかりの地。
慶長十九年、
大坂の陣。
豊臣方として徳川軍に立ち向かった真田幸村は、
この地に「真田丸」と呼ばれる出城を築いたと伝わる。
今は公園。
子どもたちの声が響き、
犬の散歩をする人が行き交う。
けれど、
少し目を閉じれば、
土塁の向こうに陣幕が見える気がする。
冬の陣では、
徳川軍を翻弄した真田丸。
その名は今も語り継がれている。
大阪は商人の町、
という印象が強い。
けれど同時に、
戦国の最前線でもあった。
真田山公園は、
その名残を静かに抱えている。
ベンチに座り、
空を見上げる。
四百年以上前、
ここで命を懸けた人がいた。
大阪の街は、
歴史の上に立っている。
真田山公園は、
そのことを思い出させてくれる場所だ。
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