海の香りを乗せて
大阪の街を背に走り出す
窓の外には、港の光と
ゆらめく波が寄せては返す。
駅ごとに人が乗り降りし
学生の笑い声や、仕事帰りの疲れた足音
日常の断片が混ざり合い
車内に小さな物語を作る。
沿線には商店街や住宅街が続き
遠くには海岸線が広がる
都会のざわめきと、海辺の静けさが
同じ線路の上でそっと交わる。
南海電車はただの移動手段ではなく
人々の心を運ぶ
街と海をつなぎ、
今日という日を静かに運ぶ。
今日も電車は駅を過ぎ
誰かの帰り道、誰かの出発を乗せて
大阪の街と海の間を
やさしく往き来する。
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