地下のトンネルをくぐり抜けるたびに
街の匂いも、人の声も
少しずつ遠くに消えていく。
駅のホームに立てば
新しい広告や光の案内板が並び
民営化された街の姿を映す。
人々の足音は変わらずリズムを刻み
それぞれの一日を静かに運ぶ。
車内の明るい照明と自動放送は
少し未来の大阪を告げるようで
でも心の奥には
昔の駅のざわめきや懐かしい匂いが残る。
地下鉄はまだ迷路のように広がるけれど
行き先を決めるのは、自分の足と心
目的地に着くころには
少しだけ街と、少しだけ自分に近づいた気がする。
大阪の地下鉄は、
新しい光と、昔の記憶を抱えながら
今日も人々を運び、街の鼓動を運ぶ。
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