2026年2月14日土曜日

大阪のようで兵庫県の尼崎

電車に揺られていると、
ここがどこなのか、
少しだけ曖昧になる。

看板の空気も、
人のテンポも、
どこか大阪っぽい。

でも住所は、
尼崎市。
れっきとした兵庫県だ。

大阪駅からも近い。
梅田の延長線のような感覚で、
ふらっと降り立てる。

それでも、
少しだけ違う。

コテコテすぎない。
でも遠慮もしない。
そのちょうど真ん中。

商店街の匂い。
立ち話の距離感。
ツッコミの速さ。

「ほなな」が自然に聞こえる街。

大阪のようで、
でも大阪ではない。
神戸ほど澄ましてもいない。

この境界線の感じが、
妙に落ち着く。

大都市の隣にありながら、
ちゃんと生活の匂いが残っている。

尼崎は、
主張しすぎない。
でも、
確実に個性がある。

大阪の影と言う人もいる。
でも私は、
大阪の余白のように思う。

近いけれど、同じではない。
似ているけれど、違う。

その曖昧さが、
なんだか人間らしくて好きだ。

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