大阪の街を歩いていると、
看板の主張がとにかく強いなと思うことがあります。
店の名前が大きい。
文字が太い。
色が派手。
キャラクターが前に出ている。
「ここに店があります」ではなく、
「ここやで!」と話しかけてくるような看板が多いです。
大阪の看板は、
ただの案内板というより、
街の会話の一部みたいなものなのかもしれません。
静かに上品に見せるより、
まず気づいてもらう。
気づいてもらって、
足を止めてもらって、
ちょっと笑ってもらう。
そのために、
看板も遠慮していない感じがします。
大きなカニ。
動く人形。
派手な文字。
目立つ色。
普通なら少しやりすぎに見えるものでも、
大阪の街の中にあると、
不思議と自然に見えてきます。
たぶん大阪では、
目立つことが悪いことではなく、
わかりやすいことのひとつなのだと思います。
「うちはこれを売っています」
「ここは楽しい店です」
「入っていってください」
そういう気持ちを、
看板が全力で表しているように見えます。
大阪の看板には、
商売の街らしさもあります。
お客さんに気づいてもらえなければ、
どれだけ良い店でも通り過ぎられてしまう。
だからこそ、
看板は静かに待つのではなく、
自分から声を出しているのかもしれません。
そしてその声の大きさが、
大阪らしさにもなっている気がします。
きれいに整った街も良いですが、
大阪のように、
看板まで少ししゃべっているような街も面白いです。
歩いているだけで、
店の勢いや人の気配が伝わってきます。
少しごちゃごちゃしていて、
少し派手で、
少し笑える。
でもその中に、
「来てくれた人を楽しませたい」
という気持ちもあるように思います。
大阪の看板が主張強めなのは、
ただ目立ちたいからだけではなく、
街全体が人に話しかける文化を持っているからかもしれません。
黙って待つより、
まず声をかける。
遠くからでもわかるように、
少し大げさに伝える。
その大げささが、
大阪の街を歩く楽しさにつながっています。
だから大阪の看板を見ると、
少し圧が強いなと思いながらも、
どこか元気をもらえるのです。
看板まで前のめり。
看板まで商売熱心。
看板まで大阪らしい。
そんな街だからこそ、
大阪は歩いているだけで、
少しにぎやかな気分になれるのかもしれません。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
PR
コータのAmazonページへ
よろしければ、
のぞいてみてください
0 件のコメント:
コメントを投稿