阿倍野を歩いていると、ふと空を見上げたくなる瞬間があります。
ビルが高くて、道も広くて、人の流れも多い場所なのに、空だけはどこか静かに見えるから不思議です。
あべのハルカスのような大きな建物が目に入ると、つい上ばかり見てしまいます。
近くで見ると本当に高くて、自分が少し小さくなったような気持ちになります。
でも、その高さが嫌な感じではなくて、今日も大阪の町は動いているんだなと思わせてくれます。
阿倍野には、都会らしいにぎやかさがあります。
買い物をする人、駅へ急ぐ人、友達と話しながら歩く人、ひとりで静かに歩く人。
いろんな人が同じ空の下を通り過ぎていきます。
それぞれに用事があって、それぞれに今日という一日があって、その流れの中に自分もいるのだと思うと、少しだけ安心します。
夕方の阿倍野も好きです。
ビルの窓に空の色が映って、青からオレンジへ、そして少しずつ夜の色に変わっていく時間。
昼間のにぎやかさが残っているのに、どこか落ち着いた空気も混ざってきます。
信号待ちをしながら空を見るだけでも、少し気持ちが軽くなることがあります。
大阪の町は、元気な場所という印象が強いです。
でも阿倍野の空を見上げていると、元気だけではなく、静かに寄り添ってくれるようなやさしさも感じます。
高い建物、広い道路、駅前の人混み。
その中にいると、何かを急がないといけないような気になる日もあります。
けれど、空は急いでいません。
雲はゆっくり流れて、光は少しずつ変わって、夜はちゃんと近づいてきます。
それを見ると、自分も少しゆっくりでいいのかもしれないと思えます。
阿倍野は、ただ通り過ぎるだけの場所ではありません。
少し立ち止まって空を見上げるだけで、いつもの町が違って見える場所です。
今日もまた、阿倍野の空を見上げます。
大きな建物の向こうに広がる空を見ながら、もう少しだけ前向きに歩いてみようと思いました。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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