東大阪市の町工場街は、鉄と油の香りが街全体に漂う、ちょっとクセになる街だ。
でも歩いていると、「あれ?ここ本当に街?それとも工場テーマパーク?」と思う瞬間が多い。
路地を曲がると、作業着のおじさんが機械とにらめっこ。
「何してるんですか?」と聞くと、「機械の気持ちを考えてる」と返された。
…どうやら、この街では機械も恋愛対象になるらしい。
工場からは金属を叩く音と、カラオケの歌声が同時に聞こえる。
「安全第一!でも早さが重視!」というルールがあるらしい。
通勤自転車も個性派揃い。
工具箱を前かごにぎゅうぎゅう詰めで走るおじさんは、もはや「工場の忍者」だ。
スピードは遅めだけど、敵(歩行者)に忍び寄る姿はカッコいい…気がする。
昼休みになると、工場のシャッターの間からお昼ごはんの匂いが漂ってくる。
「焼きそば…ハンバーグ…あれ、弁当持ってきてない!」と心で叫ぶと、隣の工場からこっそりおすそ分けが回ってくることもある。
この街では、工場同士の助け合いも“密かなルール”だ。
夕方になると、煙突から白い蒸気がふわり。
その隙に、カラスが飛び回って「今日もお疲れさま」と言わんばかりに遊ぶ。
カラスもこの街の住人の一部なのだ。
東大阪市の町工場街は、地味だけど笑いの宝庫。
機械の恋愛、忍者自転車、カラオケ爆音、そしてカラスの監視。
ここに住む人も、働く人も、街そのものも、みんな少しだけお茶目なのだ。
町工場の街、東大阪市。
汗と油と笑いに包まれながら、今日も街を歩けば、小さな発見と笑いが待っている。
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